山梨県立図書館と共催で「子どもの読書オープンカレッジ」を開催しました

 令和5126日(木)、山梨県立図書館において、本学・同館共催「子どもの読書オープンカレッジ」を開催し、図書館職員や保育関係者ら35名が受講しました。

 子どもの読書オープンカレッジは、子どもの読書活動を推進するための理論と技術の研修会として、本学と同館が共同で年に5回実施している講座です。

 第5回目の今回は、児童文学作家・手作りおもちゃ研究家である木村研氏をお招きし、「999ひきのきょうだいのヒミツの話教えます」と題してご講演いただきました。

 木村氏は、「999ひきのきょうだい」シリーズそれぞれの内容に触れつつ、シンプルな構成のお話だけに、続編を考えるのにも苦労があること、作画担当の村上康成氏の絵の力が素晴らしく、ドイツの児童文学賞にノミネート・受賞するなど、日本国内だけでなく諸外国でも翻訳され、受け入れられていることなどを紹介しました。

また、コロナ禍に際して、オンラインでの読み聞かせを許可した短編作品を公開する「よむよんで」という活動を行ってきたこと、最近は子どもたちと触れ合える機会が戻りつつあり、子どもたちから得られるいろいろな発見を楽しみにしていること、子どものもつ力への希望などを話しました。

 次年度も引き続き講座を開催する予定です。詳細については決まり次第お知らせします。皆様のご参加をお待ちしています。