山梨医科大学雑誌 第13巻3号 r01-r10(1998)

第5回山梨医科大学CPC記録:
脳内出血の合併をみた血液透析患者の1例

要 旨:症例は46歳の男性。1982年より慢性腎不全に対して血液透析を開始し,抗凝固剤を使用していた。今回,血液透析終了10時間後,不穏状態となり,意識低下,緊急入院し,脳卒中の疑いで降圧,止血,脳浮腫抑制等の治療を行ったが回復せず,発症7日目に死亡した。解剖結果,脳室内穿破を伴う右被殻出血で脳浮腫が直接死因であった。血液透析患者に合併しやすい脳内出血の1例であるが,治療法として手術適応の問題が討議された。





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