山梨医科大学雑誌 第16巻3号 r01-r06(2001)

第45回山梨医科大学CPC 記録:多発性肝転移を伴う胃癌に胃切除は必要か?

要 旨:2000 年8 月下旬からの上腹部不快感で発症した進行胃癌の症例で,同年9 月下旬の初診時,既に多発性肝転移があり,肝動注療法を行い,肝腫瘤は部分的に縮小し,その後11 月に胃全摘出を行った。術後化学療法を行うも,胃癌の肝転移による肝不全が進行し死亡した(全経過7か月)。剖検では胃内分泌細胞癌の広範な肝転移がみとめられた。低分化胃癌における内分泌細胞癌の位置付け,肝転移を有する進行胃癌の手術治療の意義,胃癌の化学療法に対する反応性が討論された。





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