山梨医科大学雑誌 第17巻2号 r12-r16(2002)

第53回山梨医科大学CPC記録
肺線維症による慢性呼吸不全の経過中,胸部レントゲン写真上
肺内異常影を呈した1例

要 旨:83歳,男性。1994年より労作時息切れ,咳嗽により受診。肺線維症の診断のもとに治療を受けていた。2001年4月,呼吸困難増悪と転倒し意識障害を来たしたため緊急入院した。入院後,人工呼吸管理となり,肺炎も合併した。肺炎は改善したが,突然の高血糖と腎不全により死亡した。剖検では,両肺は軽度から中等度の肺線維症の所見で,下葉に気管支肺炎を認めた。また,左肺門部を中心に小細胞癌が見出され,肺,肝,前立腺,副腎にその転移を認めた。





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