山梨医科学雑誌 第23巻1号 013-019(2008)

<原  著>
ハイドロキシアパタイト製中空ピンを用いた
単純性骨嚢腫の治療経験

佐 藤 栄 一,萩 野 哲 男,前 川 慎 吾,市 川 二 郎,浜 田 良 機

要 旨:単純性骨嚢腫に対してハイドロキシアパタイト製中空ピン(HA ピン)による減圧・シャント療法を行った14 例のうち11 例(78.6 %)では術後1 年のX 線所見で,嚢腫の消失(治癒)を認めた。しかし残りの3 例では,周囲に骨硬化と縮小(改善)をみた。このうち2 例には後に嚢腫の拡大(再発)をみた。HA ピンによる減圧・シャント法は骨孔が大きいため,嚢腫内を十分に掻爬しやすいことやピンの抜去を必要としないので有用な方法である。

キーワード 単純性骨嚢腫,ハイドロキシアパタイト製中空ピン




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