山梨大学看護学会誌 第1巻2号 001-006(2003)

<総 説>

文献から捉えた母子保健対策における保健師の役割

山岸 春江,山ア 洋 子,太田真里子

要 旨
 保健師の活動実績が公表されている「保健婦雑誌」第17巻(1961)から第56巻(2000)までの40巻の中から,母子保健活動をテーマにし,かつ筆者に保健師又は保健師教育機関を含むの条件を満たす文献203件を選定した。これらの文献を活動地域,筆者の所属,活動の対象,母子保健施策・制度の変遷を4期に区分した時代別に分析した。その結果保健師の役割として@地域の全乳児を対象として各種の健康診査事業を実施する母子保健システムの展開に関与しており,受持地区の全乳幼児の健康管理に責任を果たすために保健師固有の専門技術を駆使して公的保健サービスを住民に浸透させること,A公的保健サービスの質の向上,B専門技術サービスの充実C乳幼児の生活を支える制度や社会資源の開発に貢献するが確認できた。

キーワード 保健師の役割,母子保健



The Public Health Nueses’ Role in Maternal and Child Health Care: Literature Analysis Study

YAMAGISHI Harue, YAMAZAKI Yoko, OTA Mariko


Key Words Public Health Nurses’Role,Maternal and Child Health Care


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