山梨大学看護学会誌 第2巻2号 009-017(2004)

<実践報告>
心臓カテーテル検査を受ける虚血性心疾患を持つ
患者への生活指導の試み

井上 貴美,雨宮 愛子,青柳しづか,山田 光子

虚血性心疾患の再発予防には,食生活,体重のコントロール,禁煙などの生活指導によって血管性変化への影響を最小限にすることが重要であるといわれている。生活指導は看護師がそれぞれ担当患者に対して個別的に行ってきたが,ここ数年の間に入院期間が短縮化され,充分な生活指導が行えるような体制や指導内容が求められてきた。今回の入院で前回生活指導を受けた患者の理解度を確認したところ,不正解の解答が多かった。そこで指導方法や内容を検討した上で指導パンフレットも作成し生活指導に活用したところ,入院時と退院時で,差はなかったが,正解が多くなったことでパンフレットや指導方法の有用性が確認できた。

キーワード 看心臓カテーテル検査,虚血性心疾患,生活指導



Attempted Counseling of Patients with Ischemic Heart Disease who
Receive Cardiac Catheterization

INOUE Takami , AMEMIYA Aiko, AOYAGI Shizuka, YAMADA Mitsuko


Key Words Cardiac Catheterization, Ischemic Heart Disease, Counseling


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