山梨大学看護学会誌 第2巻2号 033-035(2004)
<資 料>
医師による看護活動への理解の必要性
宮村 季浩,飯島 純夫
要 旨
医師の看護に対する理解が,看護独自の活動にどのような影響を与えているのかを明らかにし,医学教育への看護学の導入のための基礎資料とする目的で調査を行った。長期療養の必要な患者のケアにおいては,看護師はその専門領域における主体的な活動を求められる場合が多いと考えられるが,本調査でも長期療養が主となる療養病床において,一般病床や外来と比べて看護独自の活動の割合が高い傾向が認められ,予測を裏付ける結果となっている。また看護過程を周囲の医師が理解していると回答した者の看護独自の活動の割合が有意に高い傾向が認められ,周囲の医師の看護に対する理解が看護独自の活動への大きな助けになっており,医師の理解や援助がとても重要であることを示している。
キーワード 看護独自の活動,医師による看護の理解,看護教育,医学教育
The Necessity of Comprehension to the Nursing by Physician
MIYAMURA Toshihiro, IIJIMA Sumio
Key Words Creative Activity of Nursing, Comprehension to the Nursing by Physician,Nursing Education, Medical
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