山梨大学看護学会誌 第4巻2号 077-080(2006)
<資 料>
Y大学病院における夫立ち会い分娩に関する意識調査
秋山さとみ,小泉夫美子,坂本 智香,風間 沙織,杉田 節子,小林 康江
<要 旨>
妊産婦のニードの増加に伴い,Y大学病院(以下Y病院とする)では,夫立ち会い分娩を導入する方向となった。それに先立ち,Y 病院における分娩に対するニードや,夫立ち会い分娩に対するニードの有無,またその内容をあきらかにすることを目的に調査した。Y 病院の特性をふまえ、夫立ち会い分娩導入にむけて,以下の示唆を得た。Y 病院は大学病院という特性上,ハイリスク妊婦が多い。そのため,妊婦の分娩に対するニーズは,安全や安楽が重視されている。夫立ち会い分娩は44.4%の妊婦が希望し,その理由としては分娩を夫婦で体験する,父性の自覚が高まるが多かった。夫立ち会い分娩導入に向け,安全性への配慮とともに,父性の向上や夫婦共同作業としての分娩を提示できるような体制を構築する必要性が示唆された。
キーワード:夫立会い分娩,妊産婦のニード,父性,識調査,助産
A Survey of the Pregnant Women's Attitude Towards a Delivery with the Husband at Y University Hospital
AKIYAMA Satomi, KOIZUMI Fumiko, SAKAMOTO Chika, KAZAMA Saori, SUGITA Setsuko, KOBAYASHI Yasue
Key Words:Delivery with the Husband, Need of Pregnant Woman, Fatherhood, Attitude survey, Midwifery
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