山梨大学看護学会誌 第6巻1号 023-026(2007)
<実践報告>
血管造影室の看護師に患者がもとめているもの
長沼みづき,高雄 知子,穴水 美和,山主 請江,金丸 明美
小林ひとみ,山崎 洋子
要 旨
血管造影室で行われている看護ケアの実態を整理し,患者が看護師に求める看護ケアを明らかにすることを目的に,血管造影室で検査・治療を行う患者を対象に,質問用紙を用いて聴き取り調査を行った。血管造影室の看護師の対応について良かったと感じたことは,身体的苦痛への対応だけではなく看護師が患者の近くにいたり励ましの声かけを行うことなどの精神的苦痛への関わりであった。これらの結果から,検査・治療中の患者は仰臥位のままで医療者からの声かけ以外では現状を理解することが難しい環境であり,看護師が患者のそばにいて説明をしたり,身体的苦痛を予測したケアを行うことは患者の不安の軽減につながると考えられ,今後の看護に生かしていく必要があると考えた。
キーワード 血管造影, 苦痛, 看護ケア
A Patient’s Expectations of Nurses of Angiograpy Room
NAGANUMA Miduki, TAKAO Tomoko, ANAMIZU Miwa, YAMANUSHI Tomoe, KANAMARU Akemi,
KOBAYASHI Hitomi, YAMAZAKI Yoko
Key Words Angiograpy, Pain, Nursing-Care
論文PDFファイル (268KB) はここをクリックしてください
Full Text PDF File (268KB)
目次・Contentsに戻る