山梨大学看護学会誌 第7巻1号 019-025(2008)
<実践報告>
本学成人看護学実習における学生の看護技術習得状況と課題
−効果的な看護技術教育展開のために−
西田 頼子,佐藤 一美,西田 文子,福井 里美,中村美知子
本学成人看護学実習における看護技術実習の展開と,学生の看護技術の習得状況と課題を見出すことを目的に,学生を対象に調査を実施した。対象は看護学科3 年生で,調査内容は成人看護学実習I・IIと学内実習I・II・IIIで体験可能な看護技術68 項目を,単独〜実施しない,の4 段階で評価し,成人看護学実習Iと臨床看護技術実習(学内実習II)の結果を示した。成人看護学実習Tでは,病床整備やベッドメーキング,清拭,バイタルサインの測定など21 項目,臨床看護技術実習では,膀胱内留置カテーテル法,吸引,包帯法など14項目を体験できていた。輸液・輸血の介助,経管栄養法,褥創処置など,臨床実習では体験できないことは多く,学内実習で実施できるようにしていくことが必要である。また,点滴静脈内注射や創傷処置など,学内実習で体験させているにも関らず,体験したと認識できていないこともあり,体験を実感できる教育方法の工夫も必要である。
キーワード 成人看護学実習,学生,看護技術教育
The Acquisition and Assignment of Nursing Skills in Adult Nursing Practice of the
University of Yamanashi
?The Development of Nursing Skill Education?
NISHIDA Yoriko, SATO Hitomi, NISHIDA Fumiko, FUKUI Satomi, NAKAMURA Michiko
Key Words Adult Nursing Practice, Student, Nursing Skill Education
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