山梨大学看護学会誌 第7巻1号 033-038(2008)

<資 料>
夫立会い分娩における助産師のケア

郷田佳奈子,小林 康江,小泉夫美子,花輪ゆみ子

要 旨
目的:夫立会い分娩を希望する夫婦に対して,分娩第一期における助産師のケアの方針とケアの実際を明
らかにすること。方法:大学病院助産師3 名に半構成的面接を行なった。面接内容は文献から効果があった
とされる「呼吸法・リラックス法・補助動作・進行の説明・褒める・共感する・傍にいる・夫への配慮」の8
項目とした。結果:助産師はそれぞれ【お産の主役は産婦・夫・児の3 人であり,助産師はよい黒子であれ】【夫
も一緒にお産に参加し,共同作業として子どもを迎えることに意味がある】【夫婦の意思を尊重する】という
ことを方針とし,ケアを行なっていた。結論:助産師は夫婦がお産を満足な体験にできるように意図し,「夫
が無力感を持たないようなケア」「夫婦のバースプランが叶えられるようなケア」「夫も休息できるようなケア」
「分娩の安楽が保てるようなケア」を行っていた。

キーワード 夫立会い分娩,分娩第一期,助産師,ケア



Midwifery Care during Delivery with the Husbands

GOTA Kanako, KOBAYASHI Yasue, KOIZUMI Fumiko, HANAWA Yumiko


Key Words Delivery with the Husband, First Stage of Labor, Midwifly, Care


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