山梨肺癌研究会会誌 第11巻2号 099-101(1998)

腫瘍径2cm以下、pT1N0M0肺野型肺癌の県内8施設集計例の報告

小澤克良

要旨:山梨県内の肺癌検診の状況を知るために、1996年1月から1998年4月の間に切除された術後病期T1N0M0の42例を8施設から集計した。胸部レントゲン写真による発見例が大部分であり、CT検診の導入が必要と思われた。組織型は10mm以下5例、11〜15mm14例、16mm以上23例であった。術前確定診断率は50%であり、CTガイド下生検などの工夫が必要と思われた。手術術式と腫瘍径、組織型、野口分類との関係は今後の課題である。

Key words:肺野型肺癌,早期癌,CT検診,CTガイド下生検,野口分類



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