山梨肺癌研究会会誌 第12巻1号 003-007(1999)

肺腺肩平上皮癌手術症例の検討

高橋章弘,天白典秀,吉田竜二,奥田純一,武藤俊治,千葉成宏,高瀬 優,小山敏夫

要 旨
 当院外科にて、19888年1月より1997年12月までに取り扱った原発性肺癌症例 298例のうち、日本肺癌学会による定義に基づいて病理組織学的に診断された、腺扁平上皮癌5例について臨床病理学的に検討した。
 本組織型は高齢の男性で、特に重喫煙者に多く認められた。腫瘍は末梢型で、臨床病期については様々で、特徴は認められなかった。本組織型の予後は不良であった。しかし、いずれの報告例においても絶対数が少なく、生物学的悪性度の検討など、今後も課題の多い組織型であると思われた。

Key Words:肺癌、肺腺扁平上皮癌、日本肺癌学会分類



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