山梨肺癌研究会会誌 第13巻2号 008-011(2000)

術前化療によリCT上無所見となった
IA期小細胞肺癌の1例

宮原和弘、高橋 渉、横須賀哲哉、井上秀範、明石興彦、松本春信
喜納五月、鈴木章司、保坂 茂、吉井新平、多田祐輔
山家理司、大木善之助、西川圭一、石原 裕、平島奈緒子

要旨
 症例は76歳男性。右S9原発の小細胞肺癌(SCLC) cT1N0M0 stage IA に対しPE療法1コース施行。CT上無所見となり、adjuvant surgeryとして右下葉切除およびリンパ節郭清術を施行した。術後病理組織学的にも腫瘍細胞は認められなかった。化学療法が奏効した症例でも、I・II期症例では、非切除例は切除例に比し局所・遠隔とも再発率が高いため、有意義な治療が行えたものと考える。

Key words: 小細胞肺癌、化学療法、手術療法



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