山梨肺癌研究会会誌 第14巻1号 017-021(2001)

間質性肺炎を合併し、ステロイドパルス療法後に切除した肺扁平上皮癌の1例

山家理司、宮木順也、小澤克良
宮澤正久、加藤邦隆
南部敦史
宮田和幸


【要旨】
気胸、塵肺の軽過観察中の患者に、肺癌と間質性肺炎を同時に認めた。間質性肺炎は、主に腫瘍周囲の分布であったが、ガリウムシンチで両肺に集積亢進が認められ、KL-6も高値であり、また画像上もスリガラス影が主体であるため活動性病変と判断しステロイドパルス療法を施行している。間質性肺炎は改善が認められた。その後手術を行い術後の経過も順調であった。間質性肺炎の病理像はNSIP(nonspecific interstitial pneumonia)様であった。

Key Word : 間質性肺炎、NSIP(nonspecific interstitial pneumonia)、肺癌



本文ページです。見たいページをクリックして下さい。(解像度が低いため、鮮明な画像が必要な場合は原本をご参照下さい)

p. 17 p. 18 p. 19 p. 20 p. 21


目次・Contentsに戻る