山梨肺癌研究会会誌 第14巻1号 022-025(2001)
肺癌に対する山梨医大新放射線冶療システムの紹介
大西 洋、栗山健吾、小宮山貴史、
佐野尚樹、舘田良仁、相川良人、
植木潤子、本杉字太郎、荒木 力
<要旨>平成12年、当施設の放射線冶療システムが15年ぶりに全面的に更新された。肺癌に対する新放射線治療システムの特色として以下の3つが挙げられる。1. 自走式CT一体型ライナックの新規製作。2. 呼吸同期装置の併用。3. 患者自身によるライナックビームオンオフの施行。これらの新システムの目的は、呼吸性移動のある肺癌に対して、可能な限り小さな照射野を設定することにより、正常肺への照射線量を低減し腫瘍線量を増加させることである。これにより、重症の放射線肺炎を生じることなく腫蕩線量を90Gy相当まで増加させることが可能であり、肺癌放射線治療成績を大幅に改善できるかもしれない。
Key Word : New radiation system, Lung Cancer, Fusion of CT and Linac, Respiratory Control
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