山梨肺癌研究会会誌 第14巻2号 086-090(2001)

High riskのため、縮小手術として区域切除術を行った肺癌の2症例

深澤敏男、白倉外茂夫、小澤昭人、村岡正人
保坂稔、鈴木正史、渡辺千尋、市川万邦

要旨
肺癌のハイリスク症例に対する縮小手術2例を経験した。1例目は53歳男性。右S3の腫瘤状陰影。左半身不全麻痺で、歩行不能、呼吸機能は測定不能であった。2例目は76歳女性。左S1+2の腫瘤陰影。肺癌にて右中葉切除術の既往があった。両者ともハイリスクと判断し区域切除術、リンパ節廓清術を施行した。術後経過良好であった。この2例をもとに、肺癌ハイリスク症例に対する術式の選択、手術の有用性につき検討した。

Key word : 肺癌ハイリスク症例、縮小手術、区域切除術



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