山梨肺癌研究会会誌 第15巻1号 026-030(2002)

当科における原発性肺癌
手術症例の生存分析
〜新病期分類の問題点を中心に〜

喜納五月、高橋 渉、水谷栄基、明石興彦、大澤 宏、
鈴木章司、保坂 茂、吉井新平、多田祐輔

要 旨
1997年に第5版肺癌取り扱い規約が改訂されて以降各施設で新病期分類についての問題点が検討されている。今回当科における原発性肺癌手術症例の生存分析を行い,新病期分類のstageVBの問題点を検討した。対象は1983年10月から2001年6月までの原発性肺癌手術症例312例のうちND2以上を行った非小細胞肺癌269例である。全体の5年生存率は54.2%, 10年生存率は40.1%,pathological stage別ではstageIA:84.0%, IB:57.3%, UA:46.7%, UB:32.3%, VA:31.3%, VB:51.4%であった。stageVBの11例の背景因子を検討するとpm1(同一肺葉内転移)によるT4N0がVB全体の生存率を引き上げていた。pm1に関しての取り扱いは第5版で一律T4に改訂されたが,改訂前のようにTを1つ上げる程度にとどめておくほうが妥当と思われた。

Keyword;肺内転移, 非小細胞肺癌, pm1, shgeVB



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