山梨肺癌研究会会誌 第15巻1号 053-060(2002)
当院における院内職員の
喫煙に関する意識について
宮下義啓、千葉成宏
論文要旨,
病院の新築に伴う院内環境整構をすすめる為、病院麟員の喫煙に関する意織鯛査を行った。690名の職員を対象にアンケート鯛査を行い、668名から回答を得た。全体では男性140名中46名(32.8%)、女性528名中71名(13.4%)の喫煙者を認めた。喫煙の有害性については受動喫煙を含め職員全員が理解していた。喫煙本数について回答のあった喫煙者105名の平均喫煙本数は〜10本が40%,11〜20本が48%,21本以上が12%であった。喫煙場所については「勤務中病院外で喫煙する」および「控え室」が多かった。禁煙の意志については「禁煙したい」が35%、「禁煙したいが止められない」が37%,「禁煙の意志は全くない」が28%であった。以上の結果から現時点では分煙の環境整備は整えつつも、院内の環境を全面禁煙とするには喫煙者に対する禁煙指導および情報提供などの支援を積極的に行う必要があると考えられた。
Key Words:喫煙率、医療従事者、院内環境
本文ページです。見たいページをクリックして下さい。(解像度が低いため、鮮明な画像が必要な場合は原本をご参照下さい)
p. 53
p. 54
p. 55
p. 56
p. 57
p. 58
p. 59
p. 60
目次・Contentsに戻る