山梨肺癌研究会会誌 第15巻2号 074-077(2002)

当科でのシスプラチン十タキソテール
併用化学療法の経験

山口 弘、大木善之助、西川圭一
石原 裕、久木山清貴

 要旨:当科では平成10年5月から約4年間に臨床病期V、W期の非小細胞肺癌11例(平均58歳、組織型:腺癌6例、肩平上皮癌4例、未分癌1例)にシスプラチン+タキソテール併用化学療法を合計18コース施行した。VA、VB期の4例は根治照射を併用した。11例の奏効率は25%、生存期間中央値45週、1年生存率40%、2年生存率11%であった。化学療法単独の7例では生存期間中央値19週、1年生存率28%、2年生存率14%であった。有害事象ではGrade3の食欲不振が6%、白血球減少、好中球減少が22%に認められた。

キーワード:非小細胞肺癌、シスプラチン、タキソテール



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