山梨肺癌研究会会誌 第15巻2号 103-106(2002)

肺癌定位照射の局所効果と
放射線肺炎の経時的変化

松本敬子、大西 洋、栗山健吾、小宮山貴史
田中史穂、澤田栄一、荒木 力

要旨:当科ではI期の非小細胞肺癌に対し、CT-Linacシステムを利用した患者自身による呼吸停止下の定位放射線治療を2年前より開始した。今回その治療効果及ぴ有害事象の経時的変化について報告する。適応は組織学的に確認されたI期非小細胞肺癌である。照射方法は6MVのX線で異なる10軌道による回転原体照射で、1日2回の多分割照射を約5日間施行した。対象は22例で、男性15例、女性7例で組織型は肩平上皮癌10例、腺癌12例であつた。結果は治療施行後6ケ月でCR10例、PR2例、NC1例で、局所制御率は12ケ月で100%、粗生存率は85.7%であった。

Key words : lung cancer,stereotactic radiotherapy, breath-hold



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