山梨肺癌研究会会誌 第16巻1号 039-041(2003)

肺癌複数回手術例の検討

宮澤正久、原田道彦、高橋耕平
望月靖弘、巾 芳昭、加藤邦隆
村松 昭
小澤克良、大木善之助、山口 弘

要旨: 1999年4月から2002年3月に複数回(2回)手術を施行した7例について検討した。いずれも多発癌の可能性か考えられ、両側同時性多発癌に対する二期的手術症例の割合か高かった。術式に関し両側葉切除を施行した症例はなくいずれも縮小手術が選択されていた。重篤な術後合併症はなく遠隔期の全身状態も良好であり、術後観察期間は短くさらなる長期の観察が必要であるが、複数回手術後の良好な予後が期待された。

キーワード:多発肺癌、複数回手術



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