山梨肺癌研究会会誌 第17巻1号 012-016(2004)

V期非小細胞肺癌(非手術例)に対する
Docetaxel単剤同時併用放射線治療の検討

青木真一, 大西洋, 小宮山貴史
田中史穂, 萬利刀寛, 齊藤亮, 荒木カ
栗山健吾
西川圭一

 要旨:我々は外来でも行える非小細胞肺癌の治療として、当院第2内科の協力を得て、Docetaxel単剤の週1回同時併用放射線療法を行っている。奏功率は83%であり、1 年粗生存率は48%であり、海外の報告2)と比較して遜色のないものであった。grade3以上の白血球減少、血小板減少も少なく(6%)、外来で十分使用可能であった。しかし、grade3以上の放射線肺炎が多く(33%)、生存率、QOLの低下が問題となった。eligibility criterla の再検討が必要である。

Keyword:V期非小細胞肺癌、Docetaxel 、放射線肺炎



論文PDFファイル (306KB) はここをクリックしてください
Full Text PDF File (306KB)




目次・Contentsに戻る