山梨肺癌研究会会誌 第17巻1号 025-027(2004)
Ground Glass Attenuation(GGA)を呈する末梢型
早期肺癌の切除予後の検討
松原寛知,桜井裕幸,水谷栄基,木村光裕,小林香,石川成津矢,
蓮田憲夫,井上秀範,松本春信,福田尚司,窪田健司,小島淳夫,
毛利成昭,鈴木章司,腰塚浩二,進藤俊哉,高野邦夫,吉井新平,
松本雅彦
要旨
目的.今回,術前thin-section CT にてpure GGAを呈し,外科切除した症例の予後を中心に検討した.対象と方法.当科において1997年1月から2002年2月までにthin-section CT にてpure GGA を呈し,切除した9例を対象とした.結果.術後病理では野口typeA が6 例,typeBが2例,AAHが1例であった.全例非浸潤癌で全例再発,転移なく生存している.結論.pure GGA を呈するものは,病理学的にAAHもしくは非浸潤癌で,予後良好であった.術中迅速を活用し縮小手術で根治出来る可能性が示唆された.
キーワード: スリガラス濃度(ground-glass attenuation;GGA), 予後,小型肺癌
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