山梨肺癌研究会会誌 第17巻2号 087-092(2004)

再発小細胞肺癌に対するCBDCA+CPT-11の使用経験

相馬慎也、宮木順也、成宮賢行、千葉成宏

要旨:現在小珊胞肺癌(ED)のfirst line治療はCDDP Baseの多剤併用化学療法が標準治療となっているが、second line治療は各施設において様々なstudyが組まれており、確たるものはない。2003ASCOにてCBDCA+CF-11併用化学療法のsecorld line治療としての良好な成績が認められている。今回我々は、再発・前治療無効小細胞肺癌2例に対し、CBDCA+CPT-11併用療法を行った。CBDCA+CPT-11併用療法は再発・前治療無効小細胞肺癌に有用な治療の一つであると思われる。2003年ASCOで報告されている再発SCLCに対するレジメンではCPT-11が主要薬剤となっているが、CP-11使用に際し特に高齢者では急性腸炎が重篤化することがあり注意が必要であると考える。

Keyword : 再発小細胞肺癌、CBDCA+CPT-11、多剤併用化学療法



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