山梨肺癌研究会会誌 第21巻1号 043-046(2008)

当科における胸腔鏡下手術の変遷

松原寛知,宮内善広,奥脇英人,國光多望,松岡弘泰,本橋慎也,葛仁猛
蓮田憲夫,加賀重亜喜,井上秀範,鈴木章司,腰塚浩三,高野邦夫,
進藤俊哉,松本雅彦

要旨
はじめに.近年,胸腔鏡下肺葉切除術は一般的な手術になっている.当科において胸腔鏡下肺葉切除術を施行するにあたり,注意したことや,工夫した点などについて手術症例を振り返り検討した.対象.当科において2005年2月から2007年12月までに胸腔鏡下肺葉切除術を施行した22例を対象とした。結果.患者背景に性差,部位の差を認めなかった.平均手術時間は247分,平均出血量は173mlであった.術後ドレーン留置期間は,平均で2.8日,術後入院期間はll.8日であった.当院における胸腔鏡下右肺下葉切除術の方法について説明する.まとめ.当院における胸腔鏡下肺葉切除術の変遷について述べた。今後は,区域切除等を含めて,より幅広く適応を拡大していきたいと考えている。

キーワード:胸腔鏡下肺葉切除術,VATS-lobectomy



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