生と死のイベント2002-2010

2010(平成22)年度 講演会 「日本社会といのち」

山梨大学附属図書館医学分館では、平成22年10月21日(木)、「いのちの電話」創立からメンバーとして日本での活動を20年間、その後カトリック援助修道会会員として、本部に勤務しパリを中心に諸外国を12年間視察された経験をお持ちの林義子氏を講師にお招きし、「日本社会といのち」と題して講演を行っていただきました。

長い海外経験や「いのちの電話」での体験から、日本の社会は非常に恵まれており、綺麗で過ごしやすいという見方もある反面、「人と関わる」ということが減ってきており、それがさまざまな社会問題につながっているとお話をされました。

【講師より】

多少わたくしが体験している外国生活と比較すると、日本の一般の人々の生活は「世界の中でもっとも恵まれた環境」の中で行われていると言えるでしょう。しかし、最近の報道は、この日本で自殺者が毎年3万人を超しているといわれています。 恵まれているこの日本社会で、「いのち」をどのように考えているのでしょう?

「いのち」がどのように扱われているのでしょう?

これらのことをみんなで考えることが大切だと思います。

講師:林義子氏

日時:平成22年10月21日(木) 18:30~20:00

会場:山梨大学医学部キャンパス臨床講義棟小講義質

  

講師紹介 林 義子 (はやし よしこ) 氏

甲府市出身。カトリック援助修道会会員。

山梨県立第一高等学校卒業。中央大学法学部法律学科卒業。上智大学文学部哲学科大学院修士課程終了。

1970年 「いのちの電話」創立とともに事務局員として勤務。主にボランティアの養成にかかわる。

1991~2002年 所属する修道会の本部に勤務するためパリを中心に諸外国を視察。

2003~2010年1月 援助修道会日本管区責任者。

現在 聖書研究グループ担当、ボランティア活動の人々のための人間理解の研修グループを担当。

著作紹介

訳書

書名 著者名 出版社 出版年
援助する面接:カウンセリング入門 アルフレッド・ベンジャミン [著] ; 林義子, 上杉明訳 春秋社 1990

共著

書名 著者名 出版社 出版年
電話相談と危機介入 斎藤友紀雄,林義子著 聖文舎 1981
眠らぬダイヤル-いのちの電話 稲村博[ほか]編著 新曜社 1981
いのちの共振れ : いのちの電話二十年史 社会福祉法人いのちの電話二十年史編集委員会 いのちの電話 1981

2009(平成21)年度 講演会 「ホスピスは何処へ行ったのでしょうか―チャプレンの立場から―」

山梨大学附属図書館医学分館では、平成21年10月8日(木)、山梨英和大学講師であり、山梨英和・韮崎英和・石和英和幼稚園園長の斎藤武氏を講師に迎え、地域貢献事業講演会「ホスピスは何処へ行ったのでしょうか―チャプレンの立場から―」を開催しました。

講演では、まずご自身がアメリカに渡りチャプレンになられた経緯や、アメリカの神学校での勉強について、また病院での経験等について語られました。また、アメリカのホスピス創成期にホスピスに関わられ、その後日本に招かれ日本でのホスピスの創設に関わった際のお話などを通して、本来のホスピスがどのような理念で作られたのか、またそれが現在は変わってきているのではないかというお話をされました。

約1時間半の講演に、聴講された約80名の方々は熱心に耳を傾けられ、その後の質疑・応答では様々な質問がなされました。

講師:斎藤武氏(山梨英和・韮崎英和・石和英和幼稚園園長、山梨英和大学講師)

日時:平成21年10月8日(木) 18:30~20:00

会場:山梨大学医学部キャンパス臨床講義棟小講義室

講師紹介 斎藤 武 (さいとう たけし) 氏

1943年生まれ。1974年エモリー大学神学部修士課程修了。2年間の牧会カウンセリングのインターンをアトランタ市グレーディ・メモリアル・ホスピタルで終えた後、スタンフォード大学病院、ミネソタ大学病院のチャプレンとしてカウンセリングに従事。1985年帰国。ライフプランニングセンターホスピス準備室およびそのチャプレン。1992年から2008年3月まで、東京女子医科大学糖尿病センターチャプレン。現在、山梨英和・韮崎英和・石和英和幼稚園園長。山梨英和大学講師。

”チャプレン【chaplain】” 学校・病院・軍隊・刑務所などで働く聖職者

著作紹介

訳書

書名 著者名 出版社 出版年
なぜ私だけが苦しむのか H.S.クシュナー [著] ; 斎藤武訳 岩波書店 1998
死にゆく子どもの世界 マイラ・ブルーボンド・ランガー著 日本看護協会出版会 1991
牧師による診断 ポール・プルイザー著 ; 斎藤武, 東方敬信訳 すぐ書房 2004
医の倫理 : いのちを考える拠点 イエッツィ著 ; 日野原重明, 斉藤武訳 医学書院サウンダース 1985
ホスピス : 末期医療の思想と方法 Kenneth P.Cohen [著] ; 斎藤武, 柏木哲夫訳 医学書院 1982

著書

書名 著者名 出版社 出版年
いのちの時間 山田富也, 寛仁親王, 澤地久枝著 ; 聴き役斎藤武 新潮社 1995

2008(平成20)年度 講演会 「ホスピスから学ぶ対人援助」

山梨大学附属図書館医学分館では、平成20年10月24日(金)、めぐみ在宅クリニック院長の小澤竹俊氏を講師に迎え、地域貢献事業講演会「ホスピスから学ぶ対人援助」を開催しました。

小澤氏には、1 .理解することよりも、理解者になること 2.苦しみには、肉体的・精神的・社会的な苦しみに加えて、スピリチュアルな苦しみがあること 3.支えとなる関係があることにより自分の支えを太くすることができたとき、自分のことを大切な存在と思えるようになって、絶望のなかでも見えてくるものがあるとのことについて、過去のテレビドラマの映像や事例紹介などを交えながら、わかりやすく講演していただきました。約1時間半後の講演の後も予定時間を超過して参加者との質問のやり取りが活発に続きました。

学内外から約65名の方に参加していただき、終了後には「重いテーマをわかりやすく話されたので大変勉強になった」「患者さんをどう理解するかではなく、患者さんに理解者と思ってもらうことについて考えるという新たな視点を得た」「患者さんやその家族と向き合うとき、今日学んだことを実践していけたらいいと思った」といった感想が寄せられました。

講師:小澤竹俊氏(めぐみ在宅クリニック 院長)

日時:平成20年10月24日(金) 18:30~20:00

会場:山梨大学医学部キャンパス臨床講義棟小講義室

講師紹介 小澤 竹俊 (おざわ たけとし) 氏

1963年東京生まれ。87年東京慈恵会医科大学医学部医学科卒業。91年山形大学大学院医学研究科医学専攻博士課程修了後、救命救急センタ-、農村医療に従事。94年より横浜甦生病院ホスピス勤務、96年にホスピス病棟長となる。

2006年めぐみ在宅クリニック(横浜市瀬谷区)を開院、院長として現在に至る。

NHKスペシャル「最期の願いをかなえたい~在宅でがんを看(み)取る~」 (2008年2月24日放送)ほか、多数メディアで紹介されている。

著作紹介

図書

書名 著者名 出版社 出版年
医療者のための実践スピリチュアルケア : 苦しむ患者さんから逃げない! 小沢竹俊著 日本医事新報社 2008
いのちはなぜ大切なのか 小澤竹俊著 筑摩書房 2007
13歳からの「いのちの授業」 : ホスピス医が教える、どんな時でも「生きる支え」を見つけるヒント 小沢竹俊著 大和出版 2006
苦しみの中でも幸せは見つかる 小澤竹俊著 扶桑社 2004
「いのちの授業が目指すもの」
 宗教と現代がわかる本2008 p.54-57
  平凡社 2008

雑誌記事

論文名 出版年
「終末期ケアにおける痛み」
 総合診療誌 JIM. 18(8), 2008, 664-669
2008
らしんばん「緩和ケアが普及するために求められるパラダイムシフト」
 緩和ケア. 18(2), 2008, 87-89
2008
Bedside Teaching 心不全ターミナル患者への対応
 呼吸と循環. 56(1), 2008, 73-78
2008
【心不全予防 その最前線を探る】 新たな負担軽減法を探る ターミナル患者への対応
 内科. 99(3), 2007, 500-504
2007
服部洋一. 人が生きる現場(6)”理解すること”よりも”理解者であること”を–めぐみ在宅クリニック
 看護教育 48(9), 2007, 773-775
2007
インタビュー翔ける人
 りんくる. Vol.14, 2007, 30-32
2007
【緩和ケア・ターミナルケア】 スピリチュアルケア
 臨床看護. 33(5), 2007, 689-696
2007
がん患者の希望を受け入れ実現した在宅での看取り「Aさんの娘さんたちへ、ありがとう」
 訪問看護と介護. 12(4), 2007, 279-285
2007
【職業としてのケアマネジャー】 ケアマネジャーに求められる資質と継続教育の必要性 在宅ホスピス医の視点から
 訪問看護と介護. 11(12) 2006, 1092-1098
2006
日本死の臨床研究会の展望 これからの10年に向けて 日本のどこにいてもどんな病気であったとしても安心して最期を迎える社会にするために
 死の臨床. 29(2), 2006, 145
2006

ほか多数

2007(平成19)年度 講演会 「緩和ケアがあって助かった」

山梨大学附属図書館医学分館では、平成19年10月11日(木)、諏訪中央病院緩和ケア科部長の平方眞氏を講師に迎え、地域貢献事業講演会 「緩和ケアがあって助かった」を開催しました。

平方氏は、「緩和ケア」の新しい定義について患者や患者の家族、介護の立場からも理解できるようにわかりやすく説明するところから始め、諏訪中央病院での具体的な事例をいくつか紹介し、まとめとして緩和ケア体制の諸問題を挙げるなど約1時間半にわたって講演していただきました。

当日は一般の方を含む約80名が熱心に聴講し、講演終了後も熱心に質疑応答がありました。参加者からは、「現在の緩和ケアの現状と問題点、今後の課題についてたいへんわかりやすかった」「緩和ケアで、人生の最期が大きく左右されることを強く感じた」 「患者さんと向き合っていく姿勢を教えてもらうことができた」といった感想が寄せられました。

講師:平方眞氏(諏訪中央病院緩和ケア科部長)

日時:平成19年10月11日(木) 18:30~20:00

会場:山梨大学医学部キャンパス臨床講義棟小講義室

  

講師紹介 平方 眞(ひらかた まこと) 氏

1990年山梨医科大学(現山梨大学医学部医学科)卒業後、武蔵野赤十字病院で総合臨床研修。北海道厚木町立病院 での地域医療実践、自治医科大学での血液内科研修を経たのち、1994年より諏訪中央病院勤務。1996年頃、在宅を 中心に多くのがん患者を診療する。

1998年7月、同病院に緩和ケア病棟が開設されたことにともない、入院・在宅・外来緩和ケアを総合的に行う緩和ケア体制を 確立。

2007年同病院緩和ケア科部長就任。

著作紹介

図書

書名 著者名 出版社 出版年
がんになっても、あわてない 平方眞著 朝日新聞社 2005

2006(平成18)年度 講演会 「遺族の悲嘆とグリーフケア-「ちいさな風の会」(子を亡くした親の会)での18年の実践を中心に-」

山梨大学附属図書館医学分館では、平成18年10月25日(水)、死別による悲嘆のケアを研究し、子どもを亡くした親でつくる遺族会「ちいさな風の会」の世話人を務めている山梨英和大学教授・若林一美氏を講師に迎え、地域貢献事業講演会「遺族の悲嘆とグリーフケア -「ちいさな風の会」(子を亡くした親の会)での18年の実践を中心に-」を開催しました。

講演では、遺された家族の「死を受け止める辛さ」や「字kなんでは癒されない悲しみ」を「ちいさな風の会」の会員の手記や会での言葉を通して紹介され、医療者や周囲の人の遺族へのかかわり方やケアについて話されました。

当日は、学生や病院スタッフ、地元の方々などを含む約80名が聴講し、講師の話にじっと耳を傾けていました。参加者からは、」、「子を亡くした親の悲しみの深さを知って驚いた」、「相手の立場になって大切な人を亡くした人の気持ちを心から思いやる気持ちが大切だと感じた」、「医療者としての自分自身のあり方について見直し、学ぶことができた」といった感想が多く寄せられました。

講師:若林一美氏(山梨英和大学人間文化学部教授)

日時:平成18年10月25日(木) 18:30~19:40

会場:山梨大学医学部キャンパス臨床講義棟臨床小講義室

講師紹介 若林 一美(わかばやし かずみ) 氏

山梨英和大学人間文化学部教授。立教大学大学院教育学専攻修士課程修了。ホスピス運動、デス・スタディに早くから取り組み、アメリカ、ミネソタ大学社会学部「死の教育と研究センター」に研究員として留学。子どもを亡くした親の会「ちいさな風の会」(1988年設立)世話人、IWG(死と遺族の国際会議)会員、Illness, Crisis and Loss 編集委員。

著作紹介

図書・ビデオ

書名 著者名 出版社 出版年
自殺した子どもの親たち 若林一美 青弓社 2003
亡き子へ – 死別の悲しみを超えて綴るいのちへの証言 若林一美著 岩波書店 2001
死別の悲しみを超えて 若林一美著 岩波書店 2000
「悲しみ」を超えて生きる 若林一美著 講談社 1998
穏やかに死ぬということ 若林一美著 岩波書店 1997
デス・スタディ 若林一美著 日本看護協会出版会 1989
死を学ぶ 若林一美著 日本看護協会出版会 1989
シシリ-・ソンダ-ス シャーリー・ドゥブレイ著 若林一美 [ほか] 訳 日本看護協会出版会 1989
あー、風 - 愛する人の死を看取るとき 若林一美著 PHP研究所 1989
死をみつめる心 若林一美著 主婦と生活社 1987
デス・エデュケーション : 死生観への挑戦 ロバート・フルトン編著 斎藤武、若林一美訳 現代出版 1982
安らかな死のために 若林一美著 現代出版 1982
悲嘆のプロセスの中で   NHKソフトウェア C1994

分担執筆

書名 著者名 出版社 出版年
遺族の悲しみ『死の臨床と死生観』 パネリストとして参加 東京大学大学院人文社会系研究科 2005
教育公演・学校教育におけるデス・エデュケーション『高齢社会とターミナルケア』 日本死の臨床研究会 人間と歴史社 2003
死を看取る者たち『病と医療の社会学』(岩波講座現代社会学第14巻 若林一美 岩波書店 1996

雑誌論文

著者名.論文名.誌名.巻数,号数,出版年,はじめのページ-おわりのページ.
若林一美.遺された人たちのグリーフマネージメント -セルフヘルプグループの事例からて.現代のエスプリ.no.455,2005,p.50-59.
日下忠文,若林一美,斎藤,友紀雄.座談会/自殺予防の新しい動向 -ポストベンションについて.現代のエスプリ.no.455号,2005,p.5-30.
若林一美.死別による悲しみ-セルフヘルプグループの役割について(1).山梨英和大学紀要.no.3,2004,p59-67.
若林一美.グリーフケアの実践とその展望.ホスピスケアと在宅ケア.vol.11,no.2,2003,p.91.
若林一美.特集:緩和ケアにおける栄養管理,食事療法の工夫 コミュニケーションとしての食.栄養-評価と治療,vol.20no.3,2003,p.321-322.
若林一美.グリーフ・ワークを考える.キリスト教教育研究.no.20号,2002,p.87-112.
若林一美.学校教育におけるデス・エデュケーション.死の臨床.vol.23,no.1号,2000,p.9-11.
若林一美.グリーフケアの技術 セルフヘルプグループの果たす今日的意味について
「ちいさな風の会」(子どもを亡くした親の会)の実践を中心に.日本保健医療行動科学会年報.no.15,2000,p.86-94.
若林一美.学校教育におけるデス・エデュケイション.死の臨床.vol.22,no.2,1999,p146-147.
鈴木荘一,若林一美,杉園佐智子,高橋誠.特集:現代の生と死を考える講座,悲しみを通して見えること.キリスト教教育研究.no.17,1999,p25-36
若林一美.いのちをいとおしむ「死の学び」の視点から.刑政.vol.109,no.8,1998,p.30-38.
若林一美.特集:死の準備 人生の店じまいに,座談会/死を見据える現場から.AERA.vol.11,no.37,1998,p.120-129.
若林一美.小児看護における”タッチ”を考える 母親の腕のなかで死を迎えること.小児看護,vol.19,no.5,1996,p626-630.
若林一美.教育学研究の課題としての死に関する一考察.立教大学教育学科研究年報.no.40,1996,p.53-65.
若林一美.世界のホスピス・PCUその現状 アメリカにおけるホスピス運動.ターミナルケア.vol.3,no.6,1993,p.457-461.
若林一美.死の学習を通しての自己確認 アメリカのカリキュラムを参考に.学校保健研究.vol.28,no.6,1986,p.263-267.
若林一美.いまこそ考えたい”死の教育” アメリカでの学びを通して.月刊ナーシング.vol.51no.3,1985,p.1976-1977.
若林一美.教育学研究の課題としての死に関する一考察.立教大学教育学科研究年報.no.40,1996,p.53-65.
若林一美.ホスピス運動のおこり–発生の地イギリスを中心に.教育と医学.vol.41,no.9,1993,p.817-822.

2005(平成17)年度 講演会 「緩和ケアの現場から-在宅と有床診療所での終末期医療」

山梨大学附属図書館医学分館では、平成17年10月19日(水)、医療法人どちペインクリニックの土地邦彦理事長を講師に迎え、「緩和ケアの現場から-在宅と有床診療所での終末期医療-」をテーマとして、講演会を開催した。

この講演会は、医学分館常設“生と死のコーナー”の関連事業(平成17年度山梨大学附属図書館医学分館地域貢献事業)として実施されたもので、一般の方を含む約80人が聴講した。

久保田医学分館長からの挨拶の後、土地氏は現場の医師として、地域の在宅医療の現状、患者とその家族の関わり方などにも触れながら、緩和ケアについて具体的にわかりやすく説明し、約1時間半に渡って講演を行った。会場では真剣にメモを取る姿もみられ、講演終了後も、予定時間をはるかに超える活発な質疑応答があった。

来場者からは、「在宅医療、ケアの現場の内容が具体的でわかりやすかった」、「現場の医師の話を聞くことができてよかった。気持ちを新たに勉強に励みたい」、「いろいろなケースの事例についてまた講演してほしい」、「介護の家族の立場に理解あるお話で救われた」といった感想が寄せられた。

講師:土地 邦彦氏(医療法人 どちペインクリニック 理事長、玉穂ふれあい診療所 院長)

日時:平成17年10月19日(水) 18:00~19:30

会場:山梨大学玉穂キャンパス臨床講義棟小講義室

  

講師紹介 土地 邦彦 (どち くにひこ) 氏

1974年信州大学医学部卒業。山梨県内の病院で麻酔科医を担当後、1992年医療法人「どちペインクリニック」を開業。 ペインクリニックと在宅医療を柱に地域で医療活動を行ってきた。

2003年7月に玉穂町に総合診療機能と緩和ケア(ホスピス)機能を有する有床診療所「玉穂ふれあい診療所」を建設し、現在に至っている。

医療法人どちペインクリニックホームページ

講演会で紹介された図書

書名 著者名 出版社 出版年
死にゆく人々との対話(死ぬ瞬間 / E・キューブラーロス著) E・キューブラーロス著 読売新聞社 1971
がんの痛みからの解放とパリアティブ・ケア : がん患者の生命へのよき支援のために 世界保健機関編 金原出版 1993

2004(平成16)年度 講演会 「地域でことばを失った人を支える-失語症者の在宅訪問ケア」

平成16年10月20日(水)山梨大学玉穂キャンパス臨床講義棟大講義室にて、 講師に言語聴覚士・平澤哲哉氏を迎え、”地域でことばを失った人を支える-失語症者の在宅訪問ケア”と題し、講演会を開催しました。

 

当日は大型台風の来襲という悪天候ではありましたが、ご自身の20年来の経験の基づいた、 治療を受ける方々とのコミュニケーションや地域で行う訪問ケアについてお話していただきました。

講師:平澤哲哉氏(言語聴覚士)

日時:平成16年10月20日(水) 18:00~19:30 

会場:山梨大学玉穂キャンパス臨床講義棟臨床大講堂

  

講師紹介 保坂 隆 (ほさか たかし) 氏

1961年山梨県牧丘生まれ。1987年言語聴覚士として初めて病院勤務。山形県、山梨県の病院勤務後、2003年病院を退職。2004年現在地域における失語症者の訪問ケアを行っている。

著者に「失語症者、言語聴覚士になる ことばを失った人は何をもとめているか」(雲母書房、2003)

http://www.kcnet.ne.jp/~denden/
 
NHK教育テレビ「きらっといきる」(2004年5月1日放送)出演。

平澤氏のHP

2003(平成15)年度 朗読会 「”いのち”を読む 朗読と音楽の夕べ」

平成15年10月30日(木)山梨大学玉穂キャンパス図書館2階第三閲覧室にて、 ”「いのち」を読む 朗読と音楽の夕べ”と題し、朗読会を開催しました。

読み手に玉穂町朗読サークル「ごくらくとんぼ」のみなさん、フルート演奏に玉穂町在住の山縣仁美さんにご協力いただきました。

今回は文学を通して「いのち」の喜び・尊さ・切なさを考える機会として開催し、 「葉っぱのフレディ」「ラストダンス」「きけわだつみの声」「青い月のバラード」の4作品を朗読して頂きました。

耳を通して作品を感じることは、読むことで得る作品の印象や理解とはまた異なり、 「いのち」について五感を通して考え触れることができたと思います。

今回も学生・大学関係者・地域住民の方々に多くご来場頂きました。今後も 図書などを通して生と死について考える・触れる機会を地域の方々とともに 設けていきたいと思います。

出演:朗読・・・ごくらくとんぼ(玉穂町朗読サークル)、フルート演奏・・・山縣仁美(玉穂町在住)

日時:平成15年10月30日(木) 17:30~18:30

会場:山梨大学玉穂キャンパス附属図書館医学分館2階第三閲覧室

  

出演団体紹介 玉穂町朗読サークル「ごくらくとんぼ」

平成十三年四月、前年度玉穂町立生涯学習館が主催した「朗読講習会」の受講生有志が図書館ボランティアの会として結成発足した。清水章子先生のご指導をいただきながら、月一回の定例学習会で学習を重ね、年3回の発表会を行っている。最近は発表会以外にも、玉穂中学校生徒への朗読会等、幅広く活動している。

今回、地域の方々にも貢献する事業を勧めたいという図書館の主旨に賛同いただき、ご協力いただいたものである。

今回朗読した作品紹介

図書

書名 著者名 出版社 出版年
葉っぱのフレディ : いのちの旅 レオ・バスカーリア作 ; みらいなな訳 ; 島田光雄画 童話屋 1998
ラストダンス ダヴィダ・ウィルス・ハーウィン著 ; 近藤麻里子訳 アーティストハウスパブリッシャーズ、角川書店 2004
きけわだつみのこえ : 日本戦没学生の手記新版(岩波文庫) 日本戦没学生記念会編 岩波書店 1995-2003
青い月のバラード : 獄中結婚から永訣まで 加藤登紀子著 小学館 2003

2002(平成14)年度 上映会 「小島の春」

平成14年12月3日(水)山梨大学玉穂キャンパス臨床大講堂にて、 ”小島の春”上映会を開催しました。ビデオ上映会には春日居町郷土館・小川正子記念館の方々にご協力頂きました。当日は学生、病院関係者、地域の方々に多くご来場いただきました。

「小島の春」は、ハンセン病患者救済に尽くした山梨県春日居町出身の医師・小川正子氏が昭和7年ハンセン病療養施設長島愛生園に着任して以来、身を挺して患者救済にあたった際の体験を記した手記です。当時ベストセラーとなり、昭和15年は映画化されました。しかし、小川正子氏は昭和13年に結核に倒れ、昭和18年わずか41歳で亡くなりました。

「小島の春」はハンセン病者の救済体験とその時の思いがこめられた短歌とともに記されています。

生と死のコーナーにある関連資料

小川正子関連

書名 著者名 出版社 出版年
小島の春 : ある女医の手記 小川正子 長崎出版 1981
悲しき病世に無からしめ ハンセン病患者救済に尽くした女医小川正子の生涯 春日居町郷土館・小川正子記念館 小川正子記念館 2002

ハンセン病

書名 著者名 出版社 出版年
いのちの初夜 : 他七篇 改版(角川文庫) 北条民雄 角川書店 1976
砂の器 改版(新潮文庫) 松本清張 新潮社 1990
この命ある限り (障害とともに生きる) 玉木愛子 日本図書センター 2000