講演会「ホスピスから学ぶ対人援助」

 山梨大学附属図書館医学分館では、平成20年10月24日(金)、めぐみ在宅クリニック院長の小澤竹俊氏を講師に迎え、地域貢献事業講演会「ホスピスから学ぶ対人援助」を開催しました。
 小澤氏には、1 .理解することよりも、理解者になること 2.苦しみには、肉体的・精神的・社会的な苦しみに加えて、スピリチュアルな苦しみがあること 3.支えとなる関係があることにより自分の支えを太くすることができたとき、自分のことを大切な存在と思えるようになって、絶望のなかでも見えてくるものがある とのことについて、過去のテレビドラマの映像や事例紹介などを交えながら、わかりやすく講演していただきました。約1時間半後の講演の後も予定時間を超過して参加者との質問のやり取りが活発に続きました。
 学内外から約65名の方に参加していただき、終了後には「重いテーマをわかりやすく話されたので大変勉強になった」「患者さんをどう理解するかではなく、患者さんに理解者と思ってもらうことについて考えるという新たな視点を得た」「患者さんやその家族と向き合うとき、今日学んだことを実践していけたらいいと思った」といった感想が寄せられました。


 

『講演会の様子』 ポスター ・ 当日の配布資料 ・ 講演会の要旨


講師紹介 小澤 竹俊 (おざわ たけとし) 氏

1963年東京生まれ。87年東京慈恵会医科大学医学部医学科卒業。91年山形大学大学院医学研究科医学専攻博士課程修了後、救命救急センタ−、農村医療に従事。94年より横浜甦生病院ホスピス勤務、96年にホスピス病棟長となる。
2006年めぐみ在宅クリニック(横浜市瀬谷区)を開院、院長として現在に至る。

NHKスペシャル「最期の願いをかなえたい〜在宅でがんを看(み)取る〜」 (2008年2月24日放送)ほか、多数メディアで紹介されている。

小澤氏ホームページ
http://www.bekkoame.ne.jp/~ta5111oz/



著作紹介

図書
書  名 著者名 出版社 出版年 山梨大学
所蔵状況

医療者のための実践スピリチュアルケア : 苦しむ患者さんから逃げない! 小沢竹俊著 日本医事新報社 2008 所蔵あり
いのちはなぜ大切なのか 小澤竹俊著 筑摩書房 2007 所蔵あり
13歳からの「いのちの授業」 : ホスピス医が教える、どんな時でも「生きる支え」を見つけるヒント 小沢竹俊著 大和出版 2006 所蔵あり
苦しみの中でも幸せは見つかる 小澤竹俊著 扶桑社 2004 所蔵あり

「いのちの授業が目指すもの」
 宗教と現代がわかる本2008 p.54-57
平凡社 2008 所蔵あり


雑誌記事

論文名 出版年 山梨大学
所蔵状況

「終末期ケアにおける痛み」
 総合診療誌 JIM. 18(8), 2008, 664-669
2008 所蔵なし
らしんばん「緩和ケアが普及するために求められるパラダイムシフト」
 緩和ケア. 18(2), 2008, 87-89
2008 所蔵あり
Bedside Teaching 心不全ターミナル患者への対応
 呼吸と循環. 56(1), 2008, 73-78
2008 所蔵あり
【心不全予防 その最前線を探る】 新たな負担軽減法を探る ターミナル患者への対応
 内科. 99(3), 2007, 500-504
2007 所蔵なし
服部洋一. 人が生きる現場(6)"理解すること"よりも"理解者であること"を--めぐみ在宅クリニック
 看護教育 48(9), 2007, 773-775
2007 所蔵あり
インタビュー翔ける人
 りんくる. Vol.14, 2007, 30-32
2007 所蔵なし
【緩和ケア・ターミナルケア】 スピリチュアルケア
 臨床看護. 33(5), 2007, 689-696
2007 所蔵あり
がん患者の希望を受け入れ実現した在宅での看取り「Aさんの娘さんたちへ、ありがとう」
 訪問看護と介護. 12(4), 2007, 279-285
2007 所蔵あり
【職業としてのケアマネジャー】 ケアマネジャーに求められる資質と継続教育の必要性 在宅ホスピス医の視点から
 訪問看護と介護. 11(12) 2006, 1092-1098
2006 所蔵あり
日本死の臨床研究会の展望 これからの10年に向けて 日本のどこにいてもどんな病気であったとしても安心して最期を迎える社会にするために
 死の臨床. 29(2), 2006, 145
2006 所蔵なし
ほか多数



生と死のコーナーTOPへ山梨大学附属図書館医学分館へ 閉じる