講演会 「平穏死」
 

 附属図書館医学分館では、10月13日(木)、医学部キャンパスにおいて、世田谷区立特別養護老人ホーム芦花ホーム常勤医の石飛幸三先生をお招きし、「平穏死」と題した講演会を開催しました。
 この講演会は、附属図書館医学分館内に常設されている「生と死のコーナー」関連行事(平成28年度附属図書館医学分館地域貢献事業)として実施されたもので、当日は医学生、教職員、地域の医療関係者、一般の方など約200名が聴講しました。

 講師の石飛先生は、かつて東京都済生会中央病院の血管外科医として最先端の医療に携わり、一転、特別養護老人ホームの常勤医に転身された方です。医師としてのこれまでの経験を踏まえ、特養での看取りの考え方を説き、入所者の穏やかな最期(死)を見つめてきた視点で事例を交えながら、老いに対して医療はどこまで介入するべきなのか、「平穏死」のすすめについて話されました。会場では講師の話しに熱心にメモを取る方、うなずきながら聴き入る方が多く見られ、また最期が近づいた方のために、ホームの職員が、ご夫婦の結婚記念日のサプライズパーティーを開いた動画を紹介した時には、目頭をおさえる姿が見られました。

 参加者からは、多くのメッセージが寄せられ、「人の生き方、意味ある医療について改めて考える機会となりました。」「まだ学生ですが、患者さんに本当に必要な医療とは何なのかを考えるきっかけとなりました。」などの感想がありました。

 
 講師 石飛幸三氏(世田谷区立特別養護老人ホーム芦花ホーム常勤医)
 日時 平成28年10月13日(木) 18:00〜19:30 (開場17:30)
 会場 山梨大学医学部キャンパス臨床講義棟大講義室 
 ● 医学部キャンパスへのアクセス  ● 構内案内図(キャンパスマップ)[PDF]


 ■昨年度(H27)講演会「人をお世話するという生き方」の様子

 主催・お問い合わせ:山梨大学附属図書館医学分館 TEL:055-273-9357 servmed@yamanashi.ac.jp
 
ポスター    / 当日要旨 /    配布資料

   



講師紹介 石飛 幸三 (いしとび こうぞう) 氏

1935年生まれ。1961年慶応義塾大学医学部卒業。1970年よりドイツ、フェルディナンド・ザウアーブルッフ記念病院に血管外科医として勤務。1972年より東京都済生会中央病院勤務。血管外科の応用手術に励むとともに、我が国における脳梗塞の予防を目的とする頸動脈内膜摘除術の発展に努めた。2005年12月より世田谷区立特別養護老人ホーム芦花ホームの常勤医師に転身。


2015年秋に放送された、NHKスペシャル「老衰死 穏やかな最期を迎えるには」が大きな反響を呼んだ。



著作紹介

図書

書  名 著者名 出版社 出版年 山梨大学
所蔵状況

「平穏死」を受け入れるレッスン : 自分はしてほしくないのに、なぜ親に延命治療をするのですか? 石飛幸三 誠文堂新光社 2016 所蔵あり
 家族と迎える「平穏死」 : 「看取り」で迷ったとき、大切にしたい6つのこと 石飛幸三  廣済堂出版 2014 所蔵あり
「平穏死」という選択 (幻冬舎ルネッサンス新書) 石飛幸三 幻冬舎ルネッサンス 2012 所蔵あり
「平穏死」のすすめ : 口から食べられなくなったらどうしますか 石飛幸三 講談社 2010 所蔵あり

ほか





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