山梨大学附属図書館 子ども図書室
神沢利子講演会
書くことと、生きること

昨年さとうわきこさんをお招きして好評をいただきました講演会の第2弾といたしまして、
今回は「くまの子ウーフ」シリーズ等で知られる神沢利子さんに講演をしていただきました。

日 時:平成18年1月18日(水) 14:00〜15:30 (開場13:30)

場 所:山梨大学甲府キャンパス N113号室(教育人間科学部構内)

子ども図書室スタッフの学生の司会により講演会が始められ、加藤室長より挨拶がありました。

  

講演は、ご自身の戦争体験などから、現在の子どもたちに伝えたいという平和への想いから始まりました。

神沢さんが子供向けに本を書くときは近くの子どもを見て書くのではなく、自分の子どものころを思い出しながら自分の中の子ど もの感覚を引き出して書くそうです。
そのことから、ご自身の子ども時代の話や、その後幼年文学を書くに至った経緯、そして神沢さんのお話に深く影響を及ぼしてい る子ども時代を過ごした樺太(サハリン)のお話などをされました。

また、処女作となった「ちびっこカムのぼうけん」にまつわる話や、代表作である「くまの子ウーフ」についてもお話されました 。

神沢さんのユーモアを交えたお話に、講演会は和やかな雰囲気で進みました。
また、お話作りに関する話は非常に興味深く、120人近くの観客が聞き入っていました。

  


最後に、「物語の上では素晴らしいことが出来ると気が付いたときに力をもらった。
これからの子どもたちには美しいものを見て楽しいものを味わい、命の火を強く燃やして欲しい。
自分の作品はそれに送る風でありたい。」と締めくくり講演が終わりました。

  

会場には神沢さんの本が展示されましたが、これらの本はすべて子ども図書室に置いてあります。
どなたでも貸し出し可能ですので、興味をもたれた方は是非子ども図書室まで足をお運びください。
また、子ども図書室には神沢さんに書いていただいた色紙も飾ってあります。
そちらも是非、ご覧ください。


今回の講演会には非常に沢山の地域の皆さんのご参加がありました。
どうもありがとうございました。

今回の講演で取り上げられた資料
神沢さん著作物
  • 「流れのほとり」
  • 「ちびっこカムのぼうけん」
  • 「くまの子ウーフ」
  • 「ぽとんぽとんはなんのおと」
  • 「いいことってどんなこと」
  • 「鹿よおれの兄弟よ」
  • 「おばあさんになるなんて」
など
他の人の著作物
  • 「カムチヤッカ探検記 / ステン・ベルグマン著」
  • 「サリーのこけももつみ / ロバート・マックロスキー文・絵」
  • 「はなをくんくん / ルース・クラウスぶん ; マーク・サイモントえ」
  • 「こねこのぴっち / ハンス・フィッシャーおはなしとえ」


神沢利子(かんざわ としこ)プロフィール

福岡県生まれ。詩、童謡、童話、絵本と幅広いジャンルで活躍する。『いないいないばあや』で日本児童文学者協会賞を、『タランの白鳥』で産経児童出版文化賞大賞を受賞、日本童謡賞、路傍の石文学賞、モービル児童文化賞、巌谷小波文学賞を受賞する。『くまの子ウーフ』(ポプラ社、1969)を始め、『神沢利子コレクション』(全5巻)等作品は多数。近作は『鹿よおれの兄弟よ』(福音館書店、2004)『ゴリラのりらちゃん』(ポプラ社、2005
子ども図書室に神沢さんの本はどんなものがあるか簡単に調べることができます。

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