山梨大学看護学会誌 第5巻2号 067-072(2007)

<資 料>
心臓疾患手術後の患者への看護師による退院指導の効果
- 10例からの検討 -

大友 寛子,網野 真紀,中田安妃子,村瀬 友美,小野さつき,
山崎 洋子

要 旨
 自分たちの行った退院指導が患者の退院後の生活にどのように活かされているのか,退院後の外来受診時にアンケートでの実態調査を行い,検討した。対象は今回調査対象となった病棟に入院し,調査期間内に冠動脈バイパス術または弁置換術を受けた患者全10名である。その結果,根拠の理解がなくても行動化ができていたり,根拠の理解があっても必要性を感じていなかった為に行動化できていないことがあるということがわかった。「行動化できる」指導を行うための要因として,1)年齢 2)指導日数 3)キーパーソン 4)個別性 が挙げられた。今後,患者が退院後に,これまでの生活を修正し,再発のないように注意するには,入院後早期から退院を視野に入れたケアが提供できるか考え関わっていく必要がある。

キーワード 退院指導,心臓疾患患者



Effect of Nursing Education on Patients’ Life Style Change after Cardiac Surgery

OTOMO Hiroko, AMINO Maki, NAKADA Akiko, MURASE Tomomi, ONO Satsuki,
YAMAZAKI Yoko

University of Yamanashi Hospital / University of Yamanashi Hospital / University of Yamanashi Hospital / University of Yamanashi Hospital / University of Yamanashi Hospital / Interdisciplinary Graduate School of Medicine and Engineering(CommunityHealth Nursing),University of Yamanashi

Key Words Effect of Nursing Education, Cardiac Surgery


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