山梨肺癌研究会会誌 第3巻1号 046-050(1990)

レスピレーター管理下に化学療法を施行した肺小細胞癌の1経験例

大西 司、今井俊道、川合耕治、内田 潤、斉藤恵男、石原潤一

要約:近年、肺小細胞癌に対する化学療法はLD症例を中心に長期生存例が報告されてきているが、PS4の症例に対する化学療法の適応はまだ不確定である。今回我々は、肺小細胞癌に癌性胸膜炎を合併し、重篤な呼吸不全状態を来した患者に対して化学療法(PVP療法ー初回 CDDP 60mg. VP-16 180mg 3day 分割、3ク-ル目はそれぞれ 90mg 240mg)を施行し胸水の消失、及び呼吸不全の改善を認め人工呼吸器から離脱し得た72歳男性の一症例を経験したので報告する。




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