山梨肺癌研究会会誌 第3巻2号 067-073(1990)
平成元年度山梨県職員肺癌検診実施状況
三神 栄、伊藤幸恵、柴田昌子、大柴豊子、辻 守昭
要約:平成元年度に実施した山梨県職員の肺がん検診につき報告した。検診はレ線検診と喀痰検診よりなり、職場検診の間接写真を利用した、レ線検診の総受診者は3969人で、要精密検診者は53人、1.3%だった。40歳以上のハイリスクグループと希望者を対象にした喀痰検診の総受診者は646人で、要精密検診者は8人、1.2%だった。肺がんは発見されなかったが治療を要する肺結核1人、結核以外の炎症性疾患2人が発見された。平成元年度までに7人の県職員が肺がんで死亡している。増加が予想される肺がんにたいして喫煙対策を含め有効な肺がん検診体制を作るための問題点と課題を明らかにするため報告した。
本文ページです。見たいページをクリックして下さい。(解像度が低いため、鮮明な画像が必要な場合は原本をご参照下さい)
p. 67
p. 68
p. 69
p. 70
p. 71
p. 72
p. 73
目次・Contentsに戻る