山梨肺癌研究会会誌 第3巻2号 080-084(1990)
良性疾患の開胸例の検討
長田忠孝、朝比奈利明、古屋禎男
要約:飯富病院で経験した、11例の非癌症例の開胸例につき検討した。18から64際までの、女5例、男6例。特発性気胸4例、限局性膿胸2例、アスペロギローマ、肺子宮内膜症、肺結核、心嚢々腫、器質化肺炎の各1例。集検発見例が4例。他は自覚症状があった。気胸は肺部分切除、膿胸例は剥皮術、心嚢々腫は摘出術、他は肺葉切除術を行った。手術適応に際し、過去のレ線写真との比較読影が有用だった。確定診断ができず、肺葉切除を行った例があった。肺癌との鑑別には画像診断が重要と考えられた。
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