山梨肺癌研究会会誌 第3巻2号 130-133(1990)

肺縦隔悪性腫瘍における三次元画像診断の意義

吉井新平、松川哲之助、橋本良一、保坂 茂、中込 博、上野 明

要旨:生体の三次元画像処理がコンピュータ技術を駆使して試みられているが、種々な理由から広く臨床応用に至っていない。当科ではCT画像を利用した簡易実物大立体像作成法を開発し、胸部外科領域、特に肺癌、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍の診断や術式、アプローチの検討に用いたところ、当初の予想を上回る重要な情報を与えてくれることが判明した。
 簡易実物大立体像作成法の方法論と現在行われている代表的な三次元画像処理技術との比較はすでに他誌で報告した。本稿ではその要約を述べ、また有用であった疾患と症例を呈示し、三次元画像診断の臨床応用につき報告した。




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